居住地がベトナムから日本に戻ります。が、住んだことのない地域で新たな人間関係が待っています。ベトナムでの生活スタイルを変える必要性が出てくるので、悶々と考えつつ過ごしておりました。
私にとっての300日は、自分も周りも居心地の良い環境にしていくことになりそうです。自分が過ごす時間の多いコミュニティも見つけたいと思います。
さて、
ブツブツ…独り言を言う時、何語を使っていますか?私は日本語です(きっぱり)。
先日、アメリカで英語で人と交流することが多かったバイリンガルと知り合いました。一見日本人で、日本語は喋れるけれど、英語が得意で、自分の意見は英語で表現する方がやりやすい人です。私から見れば羨ましい!ですが、その人は困ったことに、日本語でまとまった文章を書いて人に見せなければならなくなったのです。いざ書こうとすると、きちんとした日本語が思い浮かばないので気が重かったようです。多分、いや、どう見てもその人の脳内言語は英語です。
論理的思考をする時の足がかりになる言語は大切。ある程度喋れて、相手の言うことを聞き取れるからそれで終わり、ではないんだなぁと考えさせられました。その言語を使って社会生活をする以上「喋る」「書く」「読む」場面は訪れるようです。もちろん「聞く」を含めたバランスも必要ですよね。あぁ…その人に限らず、私も大変だわぁ…独り言を言う時に、英語を使う場面を増やさないとな…
それと、もう一つ考えさせられたことは! 一見○○人に見えても、使用言語が○○語ではないことは大いにあり得るということです。日本人たるもの、根底の常識は共通だと思いがちですが、出会う人それぞれ、人となりを見極めて話しやすい空気作りをしていかないとなぁ。
ちなみに、今回の脳内言語が英語の人は、まず英語で文章を書き、次に翻訳ソフトを使いつつ自分で頑張って日本語に直して文章を書き上げていました。お互い学ぶ対象は違うけれど、学ぶ過程にある者同士、背中がピッとさせてくれるエピソードでした。