英語学習者の仲間orライバルは何人くらい存在するのか

こんにちは。今日も飽きっぽい人がお送りする英語学習のお話です(←コラ!)。前回は「100年後の未来をテーマに英語で話し合う」(こちら)でした。100年後の未来では私たちの学習スタイルはどう変わっているのでしょうか。英語の立ち位置が「世界共通語」という言い方から「地球共通語」に変更されているかもしれません。それとも、人口面から中国語が二大共通語になっているかもしれません。神のみぞ知る未来です。

ただ一つ言えることは、英語学習する人口は増えこそすれ、減りはしないでしょう。ここでふと、地球上のどれくらいの人数が、英語をマスターして生きていこうとしているのか気になりました。

地球の英語学習者の総人口を割り出すのは難しいので、幾つか調べてみました。

アメリカ移住している大学入学希望者の実態が書かれたレポートです。言い換えると、アメリカ国内の大学に進学して生活の質を向上させたい人の人口でしょう。圧倒的にスペイン語が母国語の人口が多いようです。中南米の人が流入しているものと思われます。

さらにスペイン語の人が多い地域の分布は、アリゾナ州・カリフォルニア州・テキサス州・ニューヨーク州・フロリダ州・イリノイ州の6州でした。ただこの6州だけではありません。アラバマ州・インディアナ州・ケンタッキー州・ネブラスカ州・ノースカロライナ州・サウスカロライナ州・テネシー州では、1995~2005年の10年で300%かそれ以上の増加していました。根拠↓

Despite the high concentration in six states, other states have experienced a 300 percent or higher growth of ELLs in a ten-year period from 1995 to 2005. These states include Alabama, Indiana, Kentucky, Nebraska, North Carolina, South Carolina and Tennessee.

この数字の伸びの背景には、アメリカに移住して生活と将来をかけて英語をマスターしようと奮闘する人たちの勢いを感じます。のんびり勉強している自分にその勢いがあるのか、小一時間ほど問い詰めたいです(冗談です)。人のペースを気にしすぎると自分を見失いますのでほどほどに反省しましょう。

さて、レポートを読む中で私の目を引いたのは、最後から2ページ目にあるTable3 ”Languages Commonly Spoken by English-Language Learners in the U.S. 2000-2001”です。少しデータが古いものの、母国語がベトナム語の人が頑張っています!今私はベトナムに住んでいるので思わず目が留まりました。

アメリカで英語学習者の母国語ランキング(2000-2001)
1位はスペイン語の人3,598,451人。
2位はベトナム語の人88,906人。
3位はモン族(苗族)の人70,768人。
4位は中国語・広東語の人46,466人。
5位は韓国語の人43,969人。

日本語の人が圏外です!ただ2位以下をまとめても1位のスペイン語の人数にかないません。ところでモン族Hmongってなんぞやと調べたら、中国系のある民族集団を指すようです。中国って多民族国家だなと思い知りました。

それではアメリカから日本の英語学習者の人口に目を移しましょう。

TOEICのサイトによるとTOEIC受験者数は

世界 年間約700万人が受験・150カ国で実施(TOEICプログラム全体・2014年)
日本 年間240万人が受験(2014年度)

です。リピート受験者も存在するので純粋な人口ではありませんが、TOEIC®テスト受験者数の推移を見ると、ものすご〜く右肩上がりなのが読み取れます。特筆すべきは、2011年。この年に急激に増えた理由は、日本では東日本大震災をきっかけに自分の将来設計を真剣に考える人が増えたからだろうと推測します

英語学習者の人口について調べだすと、学習者の背景に思いを巡らせることになり、奥の深さを感じました。今よりも生活を向上させようとする意欲の高い人たちが多い英語学習者の世界。私も頑張ります。

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