ウォール・ストリート・ジャーナル、略してWSJ電子版は世界中どこにいても読めます。今回は解約した時の体験について書きたいと思います。電子版には無料版と有料版があり、私は以前軽い気持ちで米国の有料版を定期購読していました。正直言うと、毎日届く速報メールを読む程度なので、ログインして記事をじっくり読むほど活用していませんでした。そして忘れた頃にクレジットカードで高額な購読料が自動引き落としになり、ハッとなりました。
2015/12/29現在、米国の有料版購読料
・最初は12週の購読で$12+税、それ以後毎月$28.99
・最初は12か月の購読で$272.91+税、それ以後は毎年$347.88
解約を決心しログインしてプライバシーポリシーを調べたら…ところがどっこい、定期購読にはからくりがありまして、定期購読申込はオンラインで簡単にできるのに、WSJは解約しにくいのが特徴。罠にかかった気分になります。解約方法は、アメリカのカスタマーセンターに電話するしかありません。本当です↓
Cancellation and Refund Policy – Print and/or Digital Subscriptions
In order to change or cancel your subscription please contact Wall Street Journal Customer Service at 1-(800)-Journal (568-7625) for outside the U.S. WSJ 1-609-514-0870 and BARRON’S 1-609-520-4800. We do not accept cancellations by mail or email or by any other means other than calling Customer Service.
表示画面を見てしばらく思考停止しました。カスタマーセンターの営業時間は
business hours:
Monday – Friday: 7am to 10pm ET
Saturday: 7am to 3pm ET
アメリカ東海岸時間の平日朝7時から午後10時、土曜朝7時から午後3時までです。
覚悟を決めて、準備したことは…
iPhoneの天気アプリでニューヨークを出して現地時間を調べ、コミュニケーターの使いそうな言葉を考えて、自分が伝えたい文章をメモしました。突発事項に焦ったらうまくいかないので出来るだけ想定しておき、想定外に対処する自分のメンタルに余白を作っておいたのです。
私のメモ
I would like to cancel my subscription.
When will you pay back my subscription fee? How much fee will you pay back? Could you remind me as soon as you pay back? How do I notice about paying back?
いざ、国際電話をかけると自動音声が流れます。電子版に関しての問い合わせは’digital’といえば音声認識してくれます。次に単に解約したければ音声案内通りに’cancel’といえばそのまま進むようです。私はキャンセルと払い戻し希望だったので、音声案内通りに’customer center’と言ってコミュニケーターに繋がるまで黙って待ちました。コミュニケーターが出たら言いたいことをメモを見ながら英語で伝えました。refund「払い戻し」という言葉がよく出ました。本人確認のために登録メールアドレスを口頭で伝え、オンラインで設定済みの秘密の質問を聞かれるので英語で答えます。途中で言っていることが分からなければPlease say it again.など聞き返せばわかりやすく話してくれます。英語が堪能じゃないのはすぐ理解してくれました。契約内容に応じて「年払いを月払いに変更するか？」「なぜ解約希望なのか？」などなど聞かれますので正直に答えます。私は「申し訳ないけど、読んでいないから」と答えました。電話前も電話中も、ものすごく緊張しましたが、無事解約できました。終始フレンドリーな対応で、電話後は申し訳ない気持ちになりました。
ともあれ、電話で英語で解約手続きができたのは大きな自信になりました。この情報が、お困りの人の参考になりますように。
写真:写真素材ぱくたそ
