クオリフィケーションと、英語の発音

英語が少し読めてブロークンでも伝わるなら、発音に神経質になるのは成長を邪魔する!と思っていたことがあります。しかし、クオリフィケーション思考という本を読んで以来、ずっと頭の片隅に「相手に間違いなく伝わる発音を身につけるべきなのか」気にかかっていました。今回は、発音の使い分けが甘くて、聴き取る耳も不十分なことに今更気づいてショックだった話をします。

クオリフィケーションとは

その前にここで「クオリフィケーション」について説明します。(

直訳すると「能力・資格・技術」となるが、本書で解説する「クオリフィケーション」とは、これから必要とされる人材になるための資質、考え方や文化の違う外国人からも信頼を獲得するための行動規範のこと

著者はグローバル企業でリーダーを指導する立場だそうで、多国籍企業で集団をまとめ上げ意思疎通できる実務力と、周りから評価されて出世するアピール力を身につけた方が良いと説いています。この考えを英語力の面から見ると、人口減少する日本において必要な英語力は

  • ジャパニーズイングリッシュ < ボキャブラリー。日常生活が出来るレベル
  • できるだけネイティブ英語を話し、いかなる国籍の人と仕事をしても、誤解されず、訛りのない発音で喋るレベル

のどちらが有利かといえば、後者だと奨励しています。その意見に確かに同意します。訛りのある英語は欧米系が多いグローバル企業では評価が下がるようです。この辺の詳しい話は本の中に、厳しい表現でガツンと書いてあります。

しかし、欧米系の多くないグローバル企業ではアジア訛りの英語でも充分仕事を前に進められるでしょう。筆者の言うことを鵜呑みにする前に、私は冷静になって自分に必要な英語レベルを見極めて、取捨選択しようと思います。(本当はネイティブレベルに憧れる…)

英語の発音

英語を使う場面は人それぞれでしょう。それでは発音だけに注意を向けてみましょう。以下の発音を第三者に聞いてもらって識別してもらえますか?

see, she
work, walk
fill. hill
live, leave
hair, air
chairs, shares
lights, rights
vat, bat
thank, sank
lap, tap
ferry, very
late, let
said, sad
made, mad
look, luck
climb, crime
hot, hat
they, day
run,ran
not, nut
eat, it
or, for
best, vest
now, wow

パーフェクトに識別してもらえた人は、おめでとうございます!

間違えられてしまった人は、私と握手しましょう(笑)!ショックだったというのは、このことだったんです。

クオリフィケーション思考の人から見たら、相手に間違いなく伝わる発音から限りなく程遠い。ネイティブレベルに憧れますが、ネイティブレベルのゴールは霧の向こうにあります。でも、せめて、目の前の相手に正しくキャッチしてもらえる発音を身につけたいと思いませんか?喋る機会を大事にして、一緒に頑張りましょう。

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